■かかりやすい年齢
マイコプラズマ肺炎は、5-35歳の年齢層の肺炎の大きな部分を占めています。
・マイコプラズマにかかりやすい好発年齢は、学童期以降の 6 〜 18 歳で、特に 8 〜 10 歳あたりに最も多くみられます。
・流行は主に、唾液や鼻水などの飛沫(ひまつ)感染によって起こり、保育所や学校、家庭などの大人数が閉鎖性のあるところに居る場所で発生しやすいです。
・4歳以下の乳幼児にも感染はみられますが、多くは※不顕性感染(ふけんせいかんせん)、または軽症です。
・潜伏期間は1〜3週間。
乳幼児と高齢者に多い、通常の細菌性肺炎とは異なっています。
・大人にも感染します。
大人は、マイコプラズマの感染を繰り返すことは少ないですが、4-7年後に再度マイコプラズマに感染し、マイコプラズマ肺炎を起こしてしまうことがあります。
・マイコプラズマ肺炎に対する免疫は、一生続くものではないので、一度かかったらもうかからないと言う訳ではありません。注意が必要です。
「不顕性感染」とは病原体が感染しても、症状が現れないことを言います。